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テント内に発生する【結露の原因】とその対策4つを詳しく解説します

朝露の写真

こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。

このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに役立つノウハウや、ギアについて紹介しています。

テントで泊まった朝、こんな経験はありませんか?

キャンパー

うわ!?何で?
テント内が濡れてる?

今回は、その原因と対策について解説していきます。

記事の内容:

  • 結露ってなに?
  • 対策はあるの?
  • 結露の発生を抑えたい

※筆者の紹介

たじたじ

キャンプ歴2013年~
計100泊以上です

先に結論からお伝えしておくと、その水滴の正体は結露です。

そして、

どんなに頑張っても結露を完全に断ち切ることは出来ません。

だからと言ってなにも対策しないと、朝起きた時にテント内が濡れていて不快な気分になってしまいます。

そこで、どのような条件で結露が発生しているのか原因を知ることで、テント内の結露を軽減して結露と上手に付き合っていくことが出来るようになります。

それでは、本題に参りましょう。

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目次

結露とは

結露画像

結露(けつろ)とは、固体状態における物質の表面、または内部で、空気中の水蒸気凝縮する現象のことである

引用元:結露 – Wikipedia

結露の発生する主な原因は

  • テント内の温度
  • テント内の湿度(水蒸気の量)
  • テント外の温度
たじたじ

以上の3点が大きく関係しています。

テント内の暖まった空気が人の呼気などの水蒸気を多く含んで湿った空気となり、外気に冷やされたテントの生地に触れることで急激に冷やされ水滴となって現れます。

おおよそテント内と外気温の差が、10度前後から結露が発生すると言われています。

外気温が低く、テント内との気温差が大きい夕方から朝にかけて結露が多く発生するのはこういった理由からです。

また、空気中にどれくらい水蒸気が含まれているかを表した数字が湿度で、湿度が高いということは空気中に水蒸気を多く含んでいることになり、結露発生の原因となります。

結露で注意する事

就寝時のシュラフ

キャンプ中の結露で注意しなければいけないのが、シュラフの保温力の低下です。

特にダウンシュラフに使用されている羽毛は、水分を含むと厚みを失い空気の層を維持できなくなり保温力が著しく低下します

冬キャンプでは保温力の低下したシュラフは致命的です。

ダウンシュラフを使用する場合には防水のシュラフか、シュラフを覆う防水のシュラフカバーを用意してください。

たじたじ

シュラフカバーは、シュラフを汚れから守ってくれます。

シュラフカバーの中にシュラフを入れるだけなので、使い方は非常にシンプルです。

おまけに、保温性までアップするので、特に冬キャンプで活躍します。

防水のシュラフについての記事は↓

壁際から荷物を離す

テントの壁近くに荷物を置いたまま寝てしまうと、したたる水滴で朝起きたら荷物がビショビショになってしまいます。

濡らしたくない荷物はテント中央部に集めておきましょう。

それでも心配な方はビニール袋等に入れたり、荷物の上にブルーシートをかぶせたりしておくと安心です。

テントをピンと張る

ガイロープを全部使いテントをピンと張る事で、インナーテントとテント本体の間に空気の層が出来るので、インナーテントを結露から守ることが出来ます。

テントがしっかりと張れていないと、インナーテントがテント本体と接触してしまい、上手く空気の層が作れずに接触した部分が結露してしまいます。

たじたじ

風の穏やかな日でもガイロープは張るようにしましょう。

ガイロープの使い方については↓

乾燥させる

テントの乾燥

テントを干す前に、結露した部分のテントの内側の水滴をよく拭き取ります。

その時に吸収性の良いタオルマイクロファイバークロス等)を用意しておくと早く拭き取ることが出来ます。

水滴が残ったまま保管するとテントの寿命を縮めてしまうので、その後は干してから保管するようにしてください。

理想は風通しの良い日陰ですが、正直なところキャンプ場で陰干ししていたらチェックアウトの時間に間に合わない可能性もあります。

なので、選択肢は3つです。

  1. 自宅に持って帰って風通しの良い日陰で干す。
  2. 業者に依頼する
  3. キャンプ場でしっかり乾燥させたい場合は、日光に当てて干す。

理想は①の日陰で干すことです。

キャンプ場で干して乾燥させることも可能ですが、冬は時間がかかるので注意して下さい。

自宅でも干す時間のない方は②の「テントクリーニング.com」などの業者に依頼するのが一番簡単だと思います。

テントの寿命についての記事は↓

結露対策4点

換気

前述した通り、結露はテントの外側と内側の温度差で発生するので暖房器具を使用したときは、就寝前に換気をしてテントの外側と内側の温度差を少しでも近づけておくと結露を抑えることが出来ます。

昼間でも寒い時期などは常に全開にしておくのは難しいので、定期的に空気の入れ替えをしましょう。

たじたじ

寒いですけど我慢です。

ベンチレーション付きのテントであれば、開けておくと空気の循環が発生するのでそれだけで換気していることになり、結露の対策になります。

ベンチレーション写真

テントの壁ついている上の写真のようなものがベンチレーションです。

ベンチレーションが1カ所だけではテントの中に入りたい空気テントの外に出たい空気がぶつかり合って上手く換気ができないので、他の出入り口なども含めて2カ所以上開けるようにしましょう。

テント内でサーキュレーターを活用するとより効果的に空気の流れをつくることが出来ます。

湿度の高い場所を避ける

川沿いや湖畔サイトなど水源の近くだと、どうしても湿度が高くなってしまうので結露が発生しやすくなります。

ロケーションがよかったり、夏は涼しいといったメリットもあるので悩ましいところですね。

コットンのテントにする

一般的なポリエステル素材のテントよりも、通気性吸湿性吸水性)に優れたコットンのテントは結露に対して非常に効果的です。

通気性とは、生地の自体の細かい穴を通して空気が通過する性質のことなので、蒸れた空気がテント内に籠らないため結露の発生を抑えることが出来ます

吸湿性(吸水性)とは

コットンの生地自体が水分・湿気を含んでくれる性質のことで、生地の表面に水滴として現れるのを防いでくれます。

コットンテントは結露を抑えてくれる反面、注意しないといけない点も多いので特徴をよく理解してから購入するようにしましょう。

たじたじ

コットンのテントは取り扱いが大変です。

コットンの特徴

コットンのテントはコットン100%のものと、ポリコットン(T/C)といわれるポリエステルとコットンの混紡素材のものがありますが、特徴はよく似ています。

メリット>

  • 通気性と吸湿性に優れていている
  • 燃えにくい
  • 長年使用できる

<デメリット>

  • 乾燥に時間がかかる
  • 重い
  • 値段が高い

コットンの素材について詳しくは↓

おすすめのテント

<ogawaのアポロンT/C>

ogawaの人気のテント「アポロン」のT/C素材です。

前面をメッシュにすることが出来るのと、前後左右対称なので設営時にテントの入口を気にしなくていいのは嬉しいですね。

*インナーテントは別売りなので注意して下さい。

ダブルウォールテントを使う

ダブルウォ―ルテントとは、インナーテントとフライシートの2重構造になっているテントの事です。

それに対して、フライシートを使用しない生地が1枚の構造をしたテントの事をシングルウォ―ルと言います。

ダブルウォ―ルテントは、インナーテントとフライシートの間に空気の層をつくることで、テント内と外気との温度差を小さくして結露を減らしてインナーテントを守ってくれます。

たじたじ

オートキャンプのほとんどがダブルウォールテントです。

シングルウォールは主に登山やツーリングなどの山岳系テントに採用されることが多いので、一般のオートキャンプで使用するテントに使われることは稀ですが、ネットなどでテントを購入すると知らずに購入してしまう可能性があるので注意が必要です

シングルウォールの場合は、タープの下にテントを張る事で結露を軽減することも出来ます

その際は出来るだけテントとタープの距離が離れすぎないようにしてください。

最後に

コットン素材のテントであれば、結露を極限まで抑えることができますが、冬キャンプで結露を経験して結露が嫌だからという理由で、すぐにコットン素材のテントに買い替えるのはなかなか難しいと思います。

なので、

たじたじ

簡単で最も効果的な結露対策は換気になります。

また、

冬キャンプの場合の結露は仕方がないと割り切るのも大切な考え方かもしれません。

私自身も結露に対して色々な対策を試みましたが、結局のところ結露の発生を抑えることはできても完全には絶つことは出来ませんでした。

それからは、

こまめな換気をして結露が発生したら拭き取って乾燥させる基本的な対策に落ち着きました。

結露を気にし過ぎて、キャンプ自体を楽しめなくなったらいけないので、諦めることも肝心です。

今回の記事を参考にしてご自身でキャンプを経験していく中で、自分のキャンプスタイルに合った結露対策を考案して安全で快適なキャンプを楽しんで下さい。

また、

たじたじ

冬キャンプに人気のお座敷スタイルについて詳しくは下の記事を参考にしてください。

以上 最後までお付き合いありがとうございました。

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