こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。
このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに役立つノウハウや、ギアについて紹介しています。
今回は、
インフレーターマットって寿命があるの?
実際にどれくらいの期間でダメになるのか教えて欲しい!
そんな質問にお答えしていきます。
記事の内容:
- インフレーターマットの寿命
- 3年間使用した実例紹介
- クローズドセルマットとの比較
※筆者の紹介
キャンプ歴2013年~
計100泊以上です
インフレーターマットを検討中のキャンパーさんに、先に結論からお伝えしておきます。
インフレーターマットには寿命があり、平均で3年~5年くらいすると使えなくなるということです。
不具合の内容によっては、メーカーで有償修理をしてくれる場合もありますが、修理すらできない状態になることもあるので覚えておきましょう。
我が家はインフレーターマットを実際に使用していたので、実例も踏まえて解説していきます。
それでは、本題に参ります。
マットの種類
キャンプでの睡眠に欠かせないマットは色々な種類が販売されています。
そんなマットですが、大きく分けると
- クローズドセルマット
- インフレーターマット
- エアーマット
の3種類に分類されます。
それぞれ特徴をみていきましょう。
インフレーターマット
インフレータ―マットは、自動膨張機能の付いたマットの事です。
キャンパーさんに人気が高いのはインフレターマットになります。
価格、クッション性、収納のバランスが良いのが特徴です。
クローズドセルマット
携帯性や耐久性の面から登山者さんに好まれています。
「膨らませる必要がない」「空気が漏れる心配がない」などの特徴があり、設営・片付けもシンプルなので、時間短縮できるのもメリットの1つです。
エアーマット
自分でポンプ等を使って空気を入れて膨らませるので、手間はかかりますがクッション性は抜群です。
寝心地重視のキャンパーさんに向いています。
ですが、
エアーマットには、インフレーターマットのような自動膨張機能は付いていません。
インフレーターマットの特徴
インフレーターマットも空気で膨らむという点ではエアーマットと同じですが、インフレーターマットの中にはウレタンフォームが入っていて、バルブを開いて放置しておくと、ある程度までは自動で膨らんでくれる構造になっています。
ただし、
最後の一押しはポンプサック等を使い自分で空気を入れる必要があります。
ポンプサックがない場合は↓
最近は、厚みも10cm以上のインフレーターマットが販売されていたりして、クッション性はクローズドマットよりも高いものが多いです。
しかし、そんなインフレーターマットにも欠点はあります。
穴が開くリスクやエアー漏れ等は多くのキャンパーさんが知っているかと思いますが、もう1つ「剥離(はくり)」があります。
剥離とは、
形を維持するマット内部の溶着が剥がれることで、空気を入れた時のマット形状が著しく変形するため、実質マットとして使えなくなる症状です。
引用元:インフレータブル&エアーマットの不具合(パンク、エア漏れ、剥離)と修理について | 寝袋・マット研究室 (nebukuro.net)
メーカーの保証期間内であれば交換可能なので、購入店舗かメーカーにお問い合わせしましょう。
使用頻度や使い方にもよりますが、
だいたい3年~5年くらいで寿命を迎えます。
インフレーターマットの寿命
剥離
剥離の原因は経年劣化によるものや使用状況にも関係してきますが、溶着している部分は熱に弱いので、夏場のテント内や高温の車中に長時間放置したり、熱々の調理器具を置いたりするのはNGです。
その他にも、空気の入れ過ぎや、使用回数が多いとウレタンの接着面に負荷がかかるので、剥離を起こす原因となります。
剥離をするとこんな感じになります↓
剥離した部分がボコンと膨らんでしまって、とてもじゃないけど寝れる状態ではなくなってしまいます。
エアー漏れ
剥離とは違い、エアー漏れはメーカーでの修理や、上級者になると自分で修理することが可能です。
<原因>
- 何かの突起物に引っかけたりして穴が開く
- 劣化等により見えないくらいの小さな穴から空気が漏れている
- バルブの故障
だいたいこの3パターンですね。
人里離れたキャンプ場に行く時や、久しぶりのキャンプに行く時などは、事前に空気の漏れがないか確認しておくことをおすすめします。
緊急用にリペアシートなども用意しておくと安心です。
実際に自分で修理しているサイト↓
初期不良
インフレーターマットは、小さな穴だけでなく、バルブ等の故障による初期不良が存在するので、キャンプ場で使用する前に自宅で一度でチェックしましょう。
初期不良であれば、メーカーが返品・交換をしてくれる場合がほとんどです。
メーカーもしくは購入店舗に問い合わせてみてください。
3年間使用して
我が家では某メーカーのインフレーターマット(厚さ4cm)を3年程使用していたので、実際に使っていた感想をお伝えしていきたいと思います。
キャンプ初心者の頃に、家族で安眠できるキャンプ用のマットが欲しくて購入した商品です。
厚さ4cmのマットですが非常に寝心地が良く、クッション性もあって多少の凹凸であれば問題なく眠れることが出来きていたので満足してました。
使用していて気になった点は2つ。
- 最後まで自動で膨らむことが出来ない
- 収納時に空気を抜くのが面倒
月に2回~3回くらいは使用していたので、
今考えてみると、結構ハードに使っていたのは確かですね。
使用して3年くらい経過すると、急にマットの一部分が変形して徐々に膨らんできて、どんどん大きくなっていき、最後は使用できないくらいになってしまいました。
この状態です↓
後日、この現象が剥離なんだと諦めて、新しいマットを購入することになります。
私のは3年使って寿命を迎えたので、口コミ等で言われているくらいの年数ピッタリでした。
使用頻度や使い方で左右されます↓
クローズドセルマットと比較
インフレーターマットが寿命を迎えてから購入したサーマレストのZライト/ソルは、5年使用しても今のところ何の問題もありません。
格安の他社類似品も多数販売されていますが、耐久性の面での不安はあるので、迷ったらサーマレストをおすすめします。
多少値段は高くなりますが、
ユーザーさんの評価の高さが物語っていますね。
正直、寝心地はインフレータマットの方が良いのは確かです。
ですが、設置の手間や収納にかかる時間は、圧倒的にクローズドセルマットの方が優れています。
まとめ
インフレータマットはクッション性、収納等は申し分ないですが、3年~5年で使用できなくなると思って購入するようにしましょう。
私が現時点でマットを選択するなら、クローズドセルマット一択です。
最終的には、ご自身のキャンプスタイルを考慮して決めるようにしましょう。
サーマレストのマットは下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧になっていってください。
以上 最後までお付き合いありがとうございました。