こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。
このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに役立つノウハウや、ギアについて紹介しています。
今回は
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テントの寿命が実際にどれくらいか知りたい!
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加水分解ってなに?
そんな質問にお答えします。
記事の内容:
- テントの寿命について
- 加水分解とは
- 加水分解しないテント
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<プロフィール>
- キャンプ歴2013年~
- 冬キャンプ & 焚火好き
- テント泊計100泊以上
最初に結論からお伝えします。
もちろん、使用後のメンテナンスや保管方法によってはもっと短くなったり、もちろんもっと長く使っていくことも可能です。
要するに、テントの寿命は持ち主の管理の仕方で変わってくるということです。
それでは、さっそく本文に参りましょう。
テントの寿命について
紫外線による劣化
人間のお肌と一緒で、
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紫外線の影響を受けるとテントの生地は劣化していきます。
ですが、キャンプ場で紫外線からテントを守るのは困難なので、自宅等で乾燥させる時は日陰の風通しのよい場所を選択するなどの配慮をしていきましょう。
自宅のベランダで1日中テントを干しっぱなしにするのはNGです。
生地の破れ
![テント破れ](https://tajitaji110.com/wp-content/uploads/2022/01/LINE_ALBUM_20211126_220801_0-1-1.jpg)
![テント破れ](https://tajitaji110.com/wp-content/uploads/2022/01/LINE_ALBUM_20211126_220801_0-1-1.jpg)
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上の写真は、我が家のテントです。
ポールの金具の部分に引っかけてしまい、生地が見事に裂けてしまいましたが、補修テープで修理して現役で使っています。
自分で出来ない場合は、購入店舗やメーカーに相談してみましょう。
ひどい破れ方をしていなければ、復活させることが可能です。
いざという時にあると便利です↓
テントの寿命
フレームやポールも経年劣化していきますが、メーカーで修理可能な物も多いので修理費用は掛かりますがテントの寿命に直結することは少ないです。
テントの寿命を決めるのは、
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テント生地の「加水分解」になります。
*テントの生地自体の加水分解がすすんでしまうと修復することが出来ません。
ちなみに、テントの縫い目にあるシームテープも加水分解で劣化しますが張替えは可能です。
写真の赤矢印の部分ですね↓
![シームテープ画像](https://tajitaji110.com/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定のデザイン-61.jpg)
![シームテープ画像](https://tajitaji110.com/wp-content/uploads/2022/01/名称未設定のデザイン-61.jpg)
ご自分で張り替えてる方のブログです↓
![](https://sotoyamaasobi.com/wp-content/uploads/2021/05/sealing-tape_ic.jpg)
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では、次にテントを少しでも長く使っていくために加水分解について勉強していきましょう。
加水分解について
テントの素材に多く使われているナイロン、ポリエステルは基本的に防水性などはありません。
なので、
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そのままだと雨が降ると困ってしまいます。
そこで、ポリウレタンと言う素材を使って、テントの内側をコーティング(PUコーティング)することで防水性を保っています。
しかし、
読んで字のごとく水が加わり分解していくということです。
イメージとしてはポリウレタンの劣化を加速させる感じですね。
<加水分解>
- 加水分解がすすむと、コーティングしたポリウレタンがどんどん剥がれていきます。
- テントを触るとベタベタしたり、白い汚れや異臭を放つようになります。
- シームテープの剥離が起きる。
- 最終的に完全にポリウレタンが剥がれてしまい、防水機能は失われます。
高温多湿な日本では空気中の湿気を吸って分解するとまでいわれているので、完全に加水分解を食い止めるのは不可能に近いです。
ただし、
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加水分解を遅らせることは可能です。
次からは、その具体的な対策について紹介していきます。
加水分解を遅らせる対策
乾燥撤収
とくに地面と接している面については、かなり濡れていることがあるので注意しましょう。
チェックアウトの時間と天気にもよりますが、出来るだけキャンプ場で干してから袋に詰め込んでください。
結露の多い冬キャンプや雨撤収だと難しい場合もありますので、その時は自宅に持ち帰ってから天気のいい日に乾燥させましょう。
テントの乾燥は、
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テントの寿命に大きく関係している事を覚えておきましょう。
結露についての記事は↓
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保管場所
しっかりと乾燥させたら次は保管場所です。
もし、カビが発生すると、加水分解が促進されてテントの寿命を縮めることになります。
風通しの良い場所が理想ですが、
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難しい場合は乾燥材などを使用しましょう。
テントクリーニング業者に依頼
梅雨時期など天気が不安定でなかなか干すタイミングが難しい場合や、仕事が忙しくて休みが取れない場合はプロの業者さんにテントのクリーニングを依頼する方法も有ります。
ビニールに詰めたり段ボールに梱包したりするなど配送の手間はかかりますが、乾燥させる時間のない方や乾燥撤収が面倒だと感じる方は利用してみてください。
加水分解後の対応
完全に加水分解した後の対策についてはネット上で、「防水材ポロンT」や「重曹」「ワセリン」などを使って何とか復活させようとする記事を見かけます。
ですが、
それよりも、加水分解がすすんでしまった状態のベタつきや汚れ、異臭については「テントの総合病院」と言われている「きたじょう公房さん」などのプロにお願いした方が安心です。
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すごい人気なので修理期間はかかります。
待てる方はお願いしてみましょう。
その他にもいろいろなテントに関するサービスを展開しているので覚えておいて損はないと思います。
加水分解しないテント
コットン幕
コットンのテントは「ノルディスク」や「テンティピ」などが有名で、最近では数多くのメーカーで展開されています。
ノルディスク↓
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テンティピ↓
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また、結露が少ないので、
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冬キャンプをされる方にはおすすめです。
しかし、コットンやポリコットンの素材にも弱点はあるので要注意して下さい。
具体的には、
- 値段が高い
- 乾燥しにくい
- すぐにカビが生える
などが挙げられます。
T/C素材について詳しくは↓
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ヒルバーグ
ケルロンの特徴として下記が挙げられます。
・軽量
・防水
・非常に高い強度
・経年経過がほぼ無い引用元:こだわりの素材 | ヒルバーグ|HILLEBERGのテント・タープ通販【ヒルバーグワールド】 (hille-world.com)
ケルロンは素材自体に防水性があり、ポリウレタンコーティング(PUコーティング)の必要がないため加水分解しないと言われています。
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高価なテントですが非常に人気です。
キャンプ場で見かけると目立ちます。
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まとめ
- 一般的なテントの寿命は5年~10年だが、メンテナンスや保管状態によって変化する。
- テントの寿命≒生地の加水分解の進行具合。
- 乾燥撤収することでテントの寿命が延びる。
- 加水分解が嫌ならコットンテントやヒルバーグのテントにする
また、インフレーターマットに関してもテント同様に寿命があるので、ご存じない方は下の記事からどうぞ。
![](https://tajitaji110.com/wp-content/uploads/2022/05/インフレータ―マットの寿命-300x186.jpg)
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以上 最後までお付き合いありがとうございました。