こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。
このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに関するノウハウや、ギアについて紹介していきます。
今回は、
シュラフって何?
キャンプに絶対必要?
そんな質問にお答えしていきます。
記事の内容:
- シュラフとは
- シュラフの種類
- シュラフの使い方
※筆者の紹介
キャンプ歴2013年~
計100泊以上です
結論からお伝えしておきます。
*シュラフとは「寝袋」の事です
「寝袋」と言われればイメージしやすいですよね。
初めてテント泊をしようとすると、持ち物リストの「シュラフ」という聞き慣れない言葉に戸惑う方もいらっしゃったかと思います。
そんなシュラフですが実は素材、形状、価格帯も様々で季節によって使用するものが違ってくるので、種類や特徴などについても詳しく解説していきます。
それでは、早速参りましょう。
シュラフとは
意味(語源)
冒頭でもお伝えした通り、「シュラフ」とは「寝袋」を意味します。
シュラフの語源はドイツ語で「Schlafsack」(シュラフザック)が由来となっています。
また、英語では「sleeping bag」(スリーピングバック)と言います。
シュラフはキャンプだけではなく登山、自転車やバイクでの旅、その他防災用品として幅広く使用されています。
役割
自身の体温を逃がさないようにすることで、外気による冷えを防いでくれます。
アウトドアで快適な睡眠をとるためには必須の道具となります。
保温性に関してはシュラフの種類により大きく変わりますが、最近では「ヨーロピアン・ノーム」と言われる規格を採用するメーカーが増えています。
シュラフは対応温度の表記がされているものがほとんどですが、感じる温度は個人差があるため鵜吞みにせずに参考程度にしましょう。
シュラフの種類
素材
シュラフの素材は一般的にダウン(羽毛)と化繊(化学繊維)の2つに分類されます。
ダウンと化繊はそれぞれ違った特徴を持っているので、自分が使用する環境に応じて選択するようにしてください。
それでは、特徴について見ていきましょう。
ダウン(羽毛)の特徴
<軽くて小さい>
下の写真のように同じ冬用のシュラフでも化繊とダウンでは大きさがかなり違います。
重量もダウンの方が軽いので、コンパクト性を求める登山や自転車、バイクの旅などには向いています。
<湿度、水滴に弱い>
結露などでダウンが濡れてしまうと保温力が大幅に低下してしまいます。
対策としては防水性のシュラフカバーを使うか、ダウン自体に撥水加工等を施しているタイプのシュラフを選択するようにしましょう。
<価格が高い>
ダウンのシュラフは価格高いです。
また、極端に安いダウンシュラフは品質の悪いダウンを使用している可能性があり、保温性が劣るものも存在するので注意して下さい。
ダウンシュラフの保温性はダウン量とフィルパワ―でほぼ決まります。
フィルパワ―とは
羽毛1オンス(28.4g)のダウンをシリンダー内に入れ、一定荷重を掛けた時の膨らみ度合いを立法インチ(2.54cm立法)で示します。
フィルパワーとは何ですか? – DESCENTE LTD.|株式会社デサント
つまり、フィルパワ―の数値が高い方が保温性に優れています。
一般的に700フィルパワー以上あると高品質なダウンだと言われています。
化繊(化学繊維)の特徴
<水に強い>
化繊のシュラフは水に強いので、多少であれば濡れても保温力が極端に下がる事はないです。
そのため、夜寝る時に結露に怯える心配はありません。
<価格が安い>
ダウンと比べると比較的安く購入できます。
ただし、
使用されている化学繊維の種類によっては高価なものもあります。
<洗濯機が使用可能>
化繊のシュラフは洗濯機を使用出来るのも魅力の1つです。
下の写真のようなタグが縫い付けてあるので、確認して表示通り洗濯するようにしましょう。
ダウンと化繊の比較表
様々なシュラフを使用した私の個人的な意見と一般論から比較表にしました。
*全てのシュラフが比較表の通りに該当するわけではありません。
ダウン | 化繊 | |
価格 | 高い | 低い |
水に対して | 弱い | 強い |
重量 | 軽い | 重い |
収納 | 小さい | 大きい |
洗濯機 | 使用不可 | 使用可 |
洗剤 | 専用 | 一般 |
形状
シュラフの形状は大きく分けてマミー型と封筒型の2種類あるので、それぞれ解説していきます。
マミー型
マミー型とは、足先から頭まですっぽり覆われた状態のシュラフの事です。
マミーの名前の由来は、寝ている姿がミイラに似ていることから、ミイラを意味する「mummy(マミー)」からきています。
その特徴は何と言っても
保温性の高さです。
身体とシュラフの密着度が高く、隙間が少ないため冷気がシュラフ内に入り込むことを防いでくれるので、保温性は抜群です。
ただし、密着度が高い分シュラフ内での動きが制限されてしまうのが難点で、少し窮屈さを感じる方もいるかと思います。
封筒型
封筒型は、長方形のものが多いことから別名レクタングラー型とも言われます(レクタングラーは長方形や四角形を意味します)。
ゆったりとしているのが特徴で、
自宅の布団に近い感覚で使うことが出来ます。
シュラフの横側を開閉できるタイプが多いので温度調整がしやすいです。
小さなお子さんと一緒のシュラフで寝たい場合は、封筒型を選択しましょう。
ただし、肩や首筋の辺りからシュラフ内に冷気が入り込んで保温性は落ちるので、厳冬期の使用は避けた方がいいです。
季節(シーズン)
使用する季節によって使うシュラフは変わってくるので、自分の使用するスタイルに合うものを選ぶようにしましょう。
大きく分けて夏用、3シーズン用、冬用の3つのタイプがあります。
夏用
真夏の平地の夜は、タオルケット等で充分です。
ただし、標高1000mを超えるような高地は真夏であっても朝晩は冷えるので、1,000円くらいの安い夏用シュラフを持って行きましょう。
3シーズン(春夏秋)用
3シーズン用のシュラフは必ず対応温度(使用温度の目安)を確認しましょう。
メーカーによって、エクストリーム温度やリミット温度と記載してあったり、使用限界温度、快適温度等様々なので、心配な方は店舗でスタッフさんに確認しましょう。
一般的にはメーカー表示の温度よりも5℃くらい余裕をもって選びます。
冷え性の方は5℃~10℃くらいの余裕が必要です
冬用
冬用のシュラフはマミー型にしましょう。
特に氷点下を下回るような厳冬期では、封筒型のシュラフは首元から入ってくる冷気で寒くて眠れないこともあるくらいです。
価格帯も最低でも1万円以上のものを、できれば3万円くらいのシュラフを用意するようにしてください。
ナンガの冬用シュラフの記事は↓
使い方
シュラフは必ずマットと一緒に使用するようにしましょう。
マットを使用する事で地面からの冷気を軽減してくれて、クッション性もあるので快適に眠ることが出来るようになります。
また、ダウンシュラフを使用する場合は水滴等による保温力の低下を避けるため、防水のシュラフカバーも一緒に使うのが一般的です。
シュラフの人気メーカー
シュラフで特に人気の高いメーカーは下記の3つです。
- ナンガ
- イスカ
- モンベル
使うシーンによって変わってくるかもしれませんが、シュラフに迷ったらこの3つのメーカーから選択することをおすすめします。
3社共国内メーカーなのでアフタフォローも充実しており安心です。
まとめ
シュラフの種類は素材(ダウン、化繊)、形状(マミー型、封筒型)、使える季節(夏用、春夏秋用、冬用)、価格帯など様々です。
購入を検討されている場合は、
必ず使用する環境をよく考えてから選択するようにしましょう。
また、マットについての記事は↓
》まさか、新品のインフレーターマットが3年で寿命を迎えるなんて… | たじたじの外遊び (tajitaji110.com)
以上 最後までお付き合いありがとうございました。