こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。
このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに役立つノウハウや、ギアについて紹介しています。
今回は
虫が苦手だけどキャンプって行ける?
虫嫌いなんだけど、旦那にむりやりキャンプに誘われてる。
そんな虫嫌いな方の為の虫対策について紹介していきます。
記事の内容:
- キャンプ場でよく出る虫たち
- キャンプ場での虫対策
- 刺されたらどうする?
※筆者の紹介
キャンプ歴2013年~
計100泊以上です
キャンプを敬遠する人の理由の多くが「虫が苦手」と言われます。
現在キャンプ・登山にハマっている私の奥さんも初キャンプに連れ出すときは、「暑いし虫がいるからちょっと…」と難色を示していました。
しかし、最初のキャンプである事に気が付いたのです。
キャンプって楽しいじゃん!
一度キャンプに行くと私の奥さんのようにキャンプの魅力の方が勝る方は非常に多いです。
とはいえ、対策も何もなしでキャンプに行くと虫たちの餌食になって、二度とキャンプに行きたくなくなってします。
そこで、キャンプでよく見かける虫たちについて知り、対策を練って安全なキャンプに行けるようにしていきましょう。
それでは本題に参ります。
キャンプ場での虫 4選
蚊
蚊は気温22度~31度くらいで活動が活発になります。
また、35度以上の猛暑では蚊も木陰で休んでいることが多いので
夕方から朝方にかけての時間帯に出現率が高くなります。
周囲に水場や池などがあると蚊に襲われる可能性が格段に上がるので、水場の近くにテントを張るのは避けた方が良いでしょう。
蚊は黒い服に集まりやすく、汗やビールの臭いを好んで寄ってきます。
アブ
アブは大きく分けると訪花性、捕食性、吸血性の3つのタイプがあり、ハエ目の短角亜目(たんかくあもく)に属する昆虫でハエの仲間です。
体長は8mm~30mm程度で、ブヨと比べると少し大きいですね。
蚊は刺されるですが、アブは「かみ切る」と言った表現をよくされます。
痛みを伴うのと、後でかゆみや赤く腫れてくるのが特徴です。
活動時期は7月~9月くらいです。
湿度の高い場所、車の排気ガス、黒や紺色の服に好んで寄ってくるので、川沿いにある山奥のキャンプ場では注意して下さい。
明るい色の服を着ていると良いでしょう。
吸血するのはメスのみで、産卵の時期にタンパク質が必要になり吸血してきます。
ハチは巣を守るため、アブは栄養分の補給のため、攻撃してくる目的がそれぞれ異なります。
ブヨ(ブユ、ブト)
ブヨはハエ目カ亜目ブユ科に属する昆虫の総称で、大きさが3~6mmくらいとアブと比べると小さいのが特徴です。
アブとの違いは、時間が経過してから痛みやかゆみなどの症状が出てくることです。
吸血するときに唾液腺から麻酔のようなものを注入するので気づきにくいのと、アレルギー性の強い腫れやかゆみを引き起こす場合もあるので注意が必要です。
湿度を好み、3月~10月に発生しますが特に6月~9月は活動が活発になります。
渓流などの木々に囲まれた綺麗な水辺に生息しています。
生息エリアが限定されているので覚えておきましょう。
アブ同様に吸血するのは産卵の時期のメスのみで、オスや産卵期以外のメスは花の蜜などをエサにしています。
ハチ
今回はハチの中でも特に危険なスズメバチについて解説していきます。
活動期間は4月~12月くらいですが、繁殖期の7月~10月は攻撃性が増すので要注意です。
木の枝や軒下だけではなく、土の中にも巣を作ります。
スズメバチの天敵は熊なので、黒っぽい服などは熊と間違えて襲ってくることがあるので気を付けましょう。
甘いジュースなどの匂いに引き寄せられます。
注意して下さい。
スズメバチを見かけたときに一番気を付けなければならないのが、刺激しない事です。
落ち着いて騒がずにその場を立ち去るのが襲われない秘訣になります。
スズメバチがカチカチと音をだしたら攻撃開始準備なので、その音を聞いたら走って逃げるようにしましょう。
最低でもスズメバチの追跡距離範囲の20m以上は走って逃げてください。
スズメバチに刺されたときには稀に、アナフィラキシーショック症状が出る場合があり命の危険があります。
呼吸困難や血圧低下、意識混濁などの症状を確認したら迷わず救急車を呼んで安静に到着を待ちましょう。
虫よけ対策
虫除けスプレー
しかし、匂いや肌への負担、年齢制限等も有るので使用するときには注意が必要です。
○小児(12歳未満)に使用させる場合には、保護者等の指導監督の下で、以下の回数を目安に使用すること。なお、顔には使用しないこと。
・6か月未満の乳児には使用しないこと。
・6か月以上2歳未満は、1日1回
・2歳以上12歳未満は、1日1~3回
ディートは配合量なども各社違うので購入するとき注意しましょう。
ハッカ油スプレー
ウチの子供はお肌が弱いので、自作の虫よけスプレーで対策してます。
作り方はこちらを参考にしてます↓
天然由来だからお子さまにも安心|ハッカの防虫・虫除けスプレー|ハッカ油(スプレー・虫除け)|健栄製薬 (kenei-pharm.com)
ただし、ハッカ油を使った自作スプレーは効果の持続時間が短いのでこまめに使用する必要があります。
虫よけパラフィンオイル
オイルランタンの燃料に使われるパラフィンオイルに虫よけ効果のあるものもあります。(*使用燃料の確認は必ずしてください。)
パワー森林香
虫よけスプレーだけではなく、蚊取り線香の中でも効果の高い「パワー森林香」と併用することで、より効果の高い虫除け対策ができるようになります。
おにやんま君
トンボの王様である「オニヤンマ」は、アブやスズメバチなども捕食する最強のトンボです。
販売店の「アクト」によると
『初の殺虫剤も忌避剤も使用しない 虫除けグッズ!!』
オニヤンマの食べ物は、虫。 食べられたくない虫は、近寄らない。
天敵効果で、虫除け効果抜群!!!
蚊、ハエ、小バエ、アブ、ブヨ、カメムシ、蜂、羽虫 等の虫に効果があります。
引用元:【楽天市場】おにやんま君 安全ピン取り付けタイプ:虫除け販売店 アクト (rakuten.co.jp)
となっています。
実際に、SNSなどでも効果を実感された方の投稿が多数あります。
長袖長ズボン
肌の露出した部分が虫に狙われるので、虫がどうしても苦手な方は長袖長ズボンで過ごすことで虫に刺される心配を減らすことは可能です。
ただし、真夏のキャンプ場で昼間に長袖長ズボンは、暑さが問題になってきます。
熱中症のリスクなどもあるので注意しましょう。
冬キャンプ
どれだけ対処しても虫たちは少なからず寄ってきてしまいます。
なので、個人的な意見ですが虫の活動が少ない冬キャンプこそが最強の虫よけになります。
とはいえ、冬キャンプはハードルが高く準備も大変なので試しに虫のいないキャンプを経験したいのであれば、コテージ泊などを検討してください。
冬キャンプ希望のキャンパーさんは↓
刺された時の対処
蚊
刺された場所をやさしく水で洗って、市販の虫刺されの薬を塗りましょう。
アブ
蚊と同様、流水で綺麗に洗い流し腫れているようであれば少し冷やしてから、市販の虫刺されの薬を塗りましょう。
ブヨ(ブユ、ブト)
ブヨに噛まれたらまずは毒を吸い出します。
口で吸い出すのではなく、ポイズンリムーバーなどを使用してください。
ポイズンリムーバーは携帯しておきましょう。
その後に噛まれた場所を流水で流し、市販の薬のなかでもステロイド系の外用薬を塗りましょう。
腫れがひどい場合には病院を受診してください。
ハチ
ハチの毒は水に溶けやすい性質を持っているので綺麗な水で洗い流すのが効果的です。
その後、ポイズンリムーバー等で毒を吸い出します。
その時にハチの針が残っていたら取り除いてください。
そうしたら、市販のステロイド系の外用薬を塗って下さい。
刺されて呼吸困難、冷や汗、嘔吐、意識低下等のショック症状が現れたらすぐに救急車を呼びましょう。
まとめ
春から秋にかけてのキャンプシーズンは虫たちにとっての活動期間と重なります。
虫よけ対策も複数用意して出かけるようにしましょう。
キャンプ場でよく見かける虫たちの中にも危険なものは存在しますし、アウトドアの遊びには程度の違いはあれ危険はついてまわります。
しかし、危険について学ぶことでリスクを大幅に減らすことも可能なので、しっかり準備して安心・安全なキャンプを楽しんできて下さい。
また、夏の暑さが苦手という方は下の記事をご覧ください。
以上 最後までお付き合いありがとうございました。