こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。
このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに役立つノウハウや、ギアについて紹介しています。
今回は、
テント内での一酸化炭素中毒について教えて欲しい!
そんな質問にお答えしていきます。
記事の内容:
- 一酸化炭素とは
- テント内のストーブについて
- 冬キャンプを楽しむために
<プロフィール>
- キャンプ歴2013年~
- 冬キャンプ & 焚火好き
- テント泊計100泊以上
一酸化炭素についてお話しする前に。
まず大前提として
各メーカー、テント内での火気の使用は禁止されているので、使用する場合は自己責任でお願いします。
冬キャンプの心配事の多くは、寒さ対策とストーブ等を使用したことによる事故(一酸化炭素中毒)の2つが圧倒的に多いと思います。
本記事では、ストーブ等を使用した時に発生する「一酸化炭素」について解説していきます。
冬のキャンプを安全に楽しむためにも、ぜひ最後まで読んでいって下さい。
それでは、本題に参りましょう。
一酸化炭素とは
普段はあまり耳にすることの少ない「一酸化炭素」ですが、冬のニュースなどでは取り上げられたりしていますよね。
そもそも一酸化炭素とは
炭素の酸化物の一種であり、常温・常圧で無色・無臭・可燃性の気体である。
一酸化炭素中毒の原因となる。
炭素や、それを含む有機物が燃焼すると二酸化炭素が発生するが、酸素の供給が不充分な環境で燃焼(不完全燃焼)が起こると一酸化炭素が発生する。
引用元:一酸化炭素 – Wikipedia
無色、無臭の上、毒性が強いので厄介ですね。
一酸化炭素中毒
軽度の一酸化炭素中毒では、頭痛、吐き気、めまい、集中力の低下、嘔吐、眠気、協調運動障害が起こります。ほとんどの場合、軽度の一酸化炭素中毒は新鮮な空気を吸うことで回復します。
引用元:一酸化炭素中毒 – 25. 外傷と中毒 – MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)
重度の場合は、死に至る非常に危険な病気です。
同じ条件下でも、子供方が一酸化炭素中毒になりやすいと言われているので注意しましょう。
一酸化炭素の比重
比重に関しては、空気の重さを1としたとき一酸化炭素は0.967になります。
空気とほぼ同じくらいの重さですが、
若干空気よりも軽いと覚えておきましょう。
テント内のストーブについて
何度もお伝えしますが、
テント内でのストーブの使用については、メーカーで禁止されている以上完全に自己責任の範囲でお願いします。
特に、知識も経験も無い状態で行くのは危険です。
いきなり、冬キャンプに挑戦したいのであれば、電源サイトにホットカーペット等を持ち込んでチャレンジしましょう。
冬キャンプの準備について詳しくは↓
事故のリスクについては↓
毎年のように、キャンプ場での一酸化炭素中毒の事故をニュースで拝見するので、自分は大丈夫だと過信することなく、安全第一で冬キャンプを楽しむようにしてください。
今は無理でも、
少しづつ経験を積んでレベルアップしていけば大丈夫です。
冬キャンプを楽しむために
換気
テント内でストーブを使用する時には、換気が一番重要です。
ストーブを使用の際には、空気の出入り口を2カ所以上確保するようにしましょう。
2カ所以上開けて、テント内の空気を循環させるようにします。
また、1時間に1回~2回はテント内の空気を総入れ替えすると効果的です。
寒いのは我慢してください。
石油ストーブについて詳しくは、こちらのHPを参考にしてください。
警報器(チェッカー)
無色・無臭の為、一酸化炭素中毒になっていても気づけないので、一酸化炭素に反応する警報器(チェッカー)を2つ以上用意しましょう。
電池切れや故障のリスクがあるので、定期的に作動しているか確認してください。
警報器の取り付け位置ですが、
- ストーブからの暖かい空気は上昇する
- 一酸化炭素は空気より若干軽い
以上の2点から立ち上がった時の顔の位置より上に設置するようにしましょう。
なので、
吊り下げ式タイプが良いですね。
就寝時はストーブを消す
火災のリスクもあるので、就寝時はストーブを必ず消してから寝るようにしましょう。
湯たんぽや冬用のシュラフを準備しておけば、快適に朝までぐっすり眠ることも可能です。
まとめ
冬キャンプは、1度経験すると辞められない魅力がたくさんあります。
私の周りにも
冬キャンプ好きのキャンパーさんはたくさん居ます。
ですが、その分リスクも多く存在するので、無理のない計画を立てるようにしてください。
ゆるキャン△の影響もあって、冬キャンプのハードルが低くなっていますが、安全第一で楽しく過ごせるように準備していきましょう。
冬キャンプで使うシュラフをお探しなら↓
以上 最後までお付き合いありがとうございました。