こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。
このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに役立つノウハウや、ギアについて紹介しています。
今回は、
今度のキャンプだけど風が心配だなぁ。
そんな心配事を解決していきます。
記事の内容:
- キャンセルの判断は風速いくつ?
- 風が強い時の対策
- 風の影響が少ないテントについて
※筆者の紹介
キャンプ歴2013年~
計100泊以上です
キャンパーさんなら「どれくらいの風までキャンプはできるのか?」気になりますよね。
結論から先にどうぞ。
*サイトの地形や持ち込むテント、経験等も大きく影響してくるので注意して下さい。
あとでその理由についても詳しく解説していきます。
それでは参りましょう。
風速について
風速に使われている単位はm/s(メートル毎秒)になります。
例えば風速1mだと、1秒間に空気が1mの速さで移動することを表しています。
「風速(または平均風速)」は、10分間の平均風速を示します。「瞬間風速」は、ある瞬間の風速を示します。「瞬間風速」は、「(平均)風速」の1.5倍から3倍程度に達することがあります。
引用元:気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
だいたい風速5mくらいからキャンプに影響してきます。
キャンセル検討
風速9mでポールに亀裂
私が風速7~10mでキャンセルの検討をするのは、実際にキャンプ場で風速9mの風を受けてテントのフレーム(グラスファイバー製)に亀裂が入った経験があるからなんです。
ちなみに、その時隣で一緒にキャンプをしていた友人のランドロック(スノーピーク)は無傷でした。
当時まだキャンプ経験数回だった為、あまり知識もなく特に風の向きや風の通り道など考えずに設営をしていましたが、それからは風向き等を考慮して設営するようになりました。
風速10mを超えてくると設営がかなり大変になってきますし、ケガやテントの破損等のリスクも高くなるのでキャンセルをおすすめします。
テント倒壊の動画
他のキャンパーさんの動画になりますが、強風でのテント倒壊の怖さがよくわかる映像になってます。
風が心配な時は潔くキャンセルしましょう。
<参考動画>
サイトの地形による違い
山間部のキャンプ場は木々に囲まれていることが多く、比較的風が穏やかです。
それに対して、海岸沿いのキャンプ場は風の影響を受けやすいので注意して下さい。
湖畔のサイトも風の通り道になっているような地形だと危険です。
同じキャンプ場でも林間サイトと浜辺サイトと分かれている場合、林間サイトの方は風の影響をほとんど受けなかったりすることもあります。
初めて行くキャンプ場の情報は管理人さんに聞くのが一番ですね。
風が強い時に注意する点
テント立ち上げ時
風が強いなかでテントの設営をする時に一番気を付けないといけないのは、ポールを通した後でテントを立ち上げる瞬間です。
その時に風でテントが飛ばされてしまうキャンパーさんを何回も見てきました。
対策としては、下の動画のように最初に必ず仮で良いのでペグで2~4カ所ほど固定しておきましょう。
ペグの仮止めなしで立ち上げるのは本当に危険です。
ペグの長さ
風が強い時はペグの長さが最低でも30cmくらいの物を用意しておきましょう。
20cmくらいのペグだと抜けてしまう可能性大です。
また、どうしても風が強くて心配な時は下の写真のようにガイロープ1本に対して2本のペグを使って固定しましょう。
画像引用:ペグの種類と打ち方【ちょっと変わった使い方も】| valor-navi バローナビ (hcvalor-navi.com)
焚火は中止
最近ではキャンプ場によっては、風が強いと焚火の禁止をアナウンスするところもあります。
某キャンプ場は風速5mが焚火の中止判断の基準になっています。
しかし、ほとんどのキャンプ場では個人の判断に任せているので、火事やトラブルにならないように危険だなと思ったら中止しましょう。
マナーを守って安全に焚火を楽しんでください。
風に強いテント
背が低いテント(山岳テント)
最近のテントは居住性を重視しているので、天井を高くして空間を広くしているものが多くなっています。
しかし、その分風を受けてしまうのでフレーム等の強度がないと倒壊する危険性は高くなります。
その反面、アメニティードーム(snowpeak)や山岳系のテントは天井が低いものが多く、風を受け流すような形状をしているので風の影響を受けにくいです。
居住性は落ちますが安定感は抜群です。
ワンポールテント
テントの中心にポールを1本立てて使用する「ワンポールテント」(「モノポールテント」、「ティピーテント」とも言われる)は円錐形なので、受けた風を上に逃がしてくれるようなイメージです。
しかし、注意するべき点もあります。
1本のポール立ち上げているので、ポールの強度が非常に重要になります。
素材の違いで強度は変わってきますが、
明らかに細いポールはちょっと不安ですね。
まとめ
キャンプを長年やって回数を重ねていくと、風の強い日も経験するかと思いますが、やはり「安全第一」です。
ケガや事故があってからでは遅いので、設営の途中であっても危ないと判断したら中止にしましょう。
風速10m以上は危険だと覚えておいてください。
また、冬キャンプを始める方は「寒さ」や「火の取り扱い」にも注意しましょう。
こちらの記事で詳しく解説しています↓
》どのようにして、死亡事故が起きるのか?冬キャンプの2つの注意点 | たじたじの外遊び (tajitaji110.com)
以上 最後までお付き合いありがとうございました。