こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。
このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに役立つノウハウや、ギアについて紹介しています。
今回は
ナンガのシュラフは下限温度で実際に寝れるの?
そんな質問にお答えしていきます。
記事の内容:
- 使用状況
- 実際に使用した感想
- 注意点
*筆者の紹介
キャンプ歴2013年~
計100泊以上です
ナンガ×山渓のオーロラ600DXのシュラフを気温-11℃で使用した自身の経験をもとに解説していきます。
最初に結論からどうぞ。
「しっかり準備をしたので寝れない事はなかったですが、おすすめできません。」
-7℃までは冬キャンプで問題なく使用してましたが、雪山のテント泊は全然状況が違いました。
寒さで何度か目が覚めましたので、-10℃を想定されるテント泊であれば悪いことは言いませんので、ナンガであれば900DX以上にしておきましょう。
それでは、本題に参ります。
準備・使用状況
今回の雪山でのテント泊は、登山歴30年のベテランさん2人に連れて行ってもらいました。
雪の上でのキャンプは初めてだったので、色々と心配事は尽きなかったです。
標高1400mくらいの山でしたが、いくつかの天気予報を確認すると最低気温が-10℃前後になっていたので、さすがにシュラフが心配になってベテランさんに確認しました。
すると、
「しっかり着込めば大丈夫、心配ならホッカイロをたくさん用意しとくと良いよ。」
「マットも2枚重ねれば、底冷えも大丈夫だよ」
心配でしたがなんとか準備完了!
当日はこんな感じです↓
<テント場>
- 標高 1400m
- ナンガ×山渓 オーロラ600DX
- 最低気温 -11℃
- 就寝時服装 上下ダウン
- マット Zライトソル2枚重ね
- ホッカイロ 7枚
*ホッカイロの使用は低温やけどに注意しましょう!
<使用したシュラフ>
実際に雪山で使用
テント設営
登山口から2時間くらいで山頂付近のテント場に到着。
時刻は15時くらいでした。
幸いにも風がなく、穏やかな天気でしたので落ち着いて雪の上にテントを張る事ができました。
最初に
テントを張る場所をしっかり踏み固めてから設営を開始しましょう。
私は、適当に踏み固めて設営して、後々後悔することになります。
17時までには夕食を済ませて、18時にはシュラフに入る感じで就寝しました。
-11℃の世界
貼るホッカイロは10枚ほど持って行きましたが、使用したのは7枚。
テント泊装備を背負っているのと、慣れない雪道で疲れていたのもあってシュラフに入ったらすぐに眠る事ができました。
ホッカイロの温かみは、凄く感じることが出来てかなり良かったです。
しかし、夜中の12時くらいにトイレの為に目が覚めてしまいます。
18時に就寝していれば、そうなりますよね。
気温を確認すると、-10℃になっていたので写真に残しておこうとポッケの携帯電話を探したら、なんと!携帯電話がありません。
慌ててザックのポケットを確認すると見つかりはしましたが、寒さで一時的に使用不能の状態になっていました。
スマホは寒さに弱いので注意です↓
そこから、再び寝ようとしたのですが、雪がしっかり踏み固められていなかったのもあって、体温で溶けてしまた部分との凸凹が気になってなかなか眠りにつくことが出来ませんでした
そこから2時くらいまでゴロゴロしていましたが、ホッカイロがあって本当に良かったと実感しました。
2時の時点で、温度計を再度確認すると-11℃となっており、写真に残せないのが残念で仕方ありませんでした。
携帯電話はポッケなどに入れておきましょう。
この時、足先だけは異様に冷たかったですが、耐えられない事はなかったのでホッカイロは追加せずに7枚のままで寝ました。
朝を迎える
無事に朝を迎えましたが、足先が冷えて何度か目が覚めたので、夜中にホッカイロを追加しようか迷うくらいでした。
朝起きてホッカイロの入っていた袋を見て驚きました。
足の裏に貼る専用のホッカイロの持続時間が5時間しかなかったのです。
完全に確認不足でした。
皆さんも使用される場合は気を付けてください。
まとめ
ナンガ×山渓の「オーロラ600DX」の下限温度はー11℃に設定されていますが、実際に寝てみて本当にその通りだと思いました。
*寒さの感じ方には個人差があるので注意して下さい。
正直ホッカイロに助けられた部分が大きいので、おすすめは出来ません。
何度も言いますが-10℃を下回るような冬のキャンプは、厳冬期用と言われるシュラフを用意するようにしましょう。
また、冬キャンプのリスクについては↓
》冬キャンプでの死亡事故について!「寒さ」と「火気」の2点に要注意 – たじたじの外遊び ‐
以上 最後までお付き合いありがとうございました。