こんにちは、たじたじ(@tajitaji110)です。
このブログでは、キャンプを中心としたアウトドアに役立つノウハウや、ギアについて紹介しています。
今回は、
焚火のやり方とマナーを教えて欲しい。
直火禁止ってなに?
直火と焚火ってなにが違うの?
そんな質問にお答えしていきます。
記事の内容:
- 火の起こし方
- 準備するもの
- 焚火の後片付け
※筆者の紹介
キャンプ歴2013年~
計100泊以上です
キャンプと言ったら、焚火を想像する方も多いかと思います。
でも、
そんなキャンパーさんに向けて詳しく解説していきます。
私は、20年以上焚火をして遊んできているので、ぜひ参考にしてください。
それでは本題に参りましょう。
焚火の準備
焚火台
20年以上前の田舎のキャンプ場では当たり前だった、地面の上で直接焚火など火をつける行為を直火といいますが、最近では禁止されているキャンプ場がほとんどです。
なので、焚火をする場合は焚火台が必要になります。
焚火台?なにそれ?
そんなキャンパーさんもいると思うので、焚火台についても解説していきます。
メーカーによって形や大きさは様々ですが、焚火台とは一般的に下の写真のようなものになります。
<主な使用目的>
- 草木に燃え移らないようにする。
- 直接火が地面に触れないので地中の微生物への影響を最小限にする。
- 燃えカスや炭の後処理が楽になる
火事、環境、後片付け対策です。
各メーカーがそれぞれ焚火台を販売しているので、好きなものを選んで持って行きましょう。
<スノーピーク 焚火台>
<ユニフレーム ファイアグリル>
薪
薪は焚火に慣れてくるまでは、キャンプ場や近くのホームセンターなどで購入した方がいいでしょう。
少し割高かもしれませんが、
慣れてきたら自分で木材を用意しても大丈夫です。
着火道具
火起こしのための道具についてはライター、マッチ、チャッカマンなど家庭にあるものを使って火起こししますので準備しておきましょう。
火の取り扱いに慣れていない方は、下の写真のように火口が手元から離れているSOTOのガストーチが安心です。
取り扱いの記事は↓
今回は着火剤なしでお話していますが、着火剤は用意しておいた方が良いでしょう。
着火剤は、取り扱いが簡単な固形タイプをおすすめします。
ぜひ1度着火剤なしの火起こしを経験して欲しいですが、火がうまく付かなかったときは、着火剤を使用してください。
手袋
手袋は軍手でも大丈夫ですが、耐熱グローブがあるとより安全性が高くなります。
薪を素手で触るとトゲなどが刺さることがあるので素手は避けた方が良いです。
地味に痛いので注意してください。
*燃えている薪などを触る事は避けて、トング等を使うようにしましょう。
トング
BBQの時などに使用する食材を挟んだりするトングとは別に、焚き火用のトングを用意しましょう。
アウトドアショップに行くと高価な火ばさみなども販売していますが、ホームセンターなどに売っているトングで全然問題ないです。
トングは焚火の最中に燃え盛る薪などの位置を調整したりするときに使います。
料理用と分けるのは
トングが汚れてしまうので衛生的な問題ですね。
紙類
新聞紙やティッシュペーパーなどよく燃えるものを用意しておいてください。
少し多めに用意しておくと良いですね。
最初に火をつける時に使います。
焚火のやり方
- 近くで落ち葉や落ちている小枝を集めましょう。
- 用意した焚火台に新聞紙や紙類を丸めたものを入れます。
- 落ち葉や細い小枝をのせていきます。
- 近くに細めの薪を用意しておきます。
- 1番下の新聞紙等に着火します。
- 火が燃えあがったら細い薪から投入していきます。
- そこからは火が消えないように順次太い薪を投入していきましょう
上手く燃え移らない時は①から何度か繰り返してください。
また、
生えている枝を折ったりしないようにしましょう。
前日が雨で落ち葉や小枝が湿っていると難しい場合もあるので、その時は着火剤を使用します。
次の動画で優しく解説されてますので参考にしてください。
焚火のマナー
時間帯
当然ですが
深夜や朝方の時間帯は避けましょう。
みんなが寝静まったキャンプ場は本当に静かで、隣のサイトのテントの開け閉めの音まで聞こえてくるくらいです。
たとえ1人でやるにしても、焚火をするとパチパチと音が響きますので気を付けてください。
キャンプ場では静かな時間も楽しみましょう!
場所
焚火をする場所ですが、サイト内のどこの位置でやるのかをよく考えてやりましょう。
テントやタープは火に弱い素材のものが多いので、焚火の火の粉で簡単に穴が開いてしまします。
また、椅子などにも注意が必要です↓
コットン素材なら火に強いですが過信は禁物です。
なので、テントやタープと少し距離をとる必要があります。
この時気を付けないといけないのが、風向きと隣のサイトのテントやタープの位置です。
知らない人のテントに穴をあけたり、くつろいでる隣のサイトの人に向かって焚火の煙が向かっていくような位置取りは避けましょう。
お互い気持ちよく過ごせるような配慮は必要になります。
後片付け
燃えている薪に水をかけて消火すると、高温の水蒸気が発生して危険です。
おまけに、大事な焚火台も急激な温度の変化により、変形してしまうこともあります。
基本的には燃やしきってから後片付けとなるので、時間に余裕を持って薪の投入をストップしてください。
薪を燃やしきるのには時間がかかるので火消壺などがあると便利です。
コチラ↓
焚火の燃えカスや炭の残りは、
キャンプ場の決められたルールに従って片付けます。
捨て場所がわからない時は、スタッフさんに確認してください。
心配な方は確認しておきましょう↓
注意点
子供
小さなお子さんと一緒に焚火をする場合は特に注意しましょう。
特に焚火の近くではしゃぐのは危険です。
我が家も子供の2歳くらいの時に、
手を火傷させてしまいました。
燃えている薪も手で触るなどしないように近くで見ておきましょう。
臭い
湿気をたくさん含んでいる薪はよく煙がでて服や髪の毛に嫌な臭いが残ります。
そもそも焚火をすると臭くなるのは仕方のない事だと、この20年くらいずっと思ってました。
しかし、つい最近知り合いのキャンパーさんが購入したSolo Stove社のレンジャーで一緒に焚火をしたら煙がすごい少ないので服に染み付く嫌な臭いも感じませんでした。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ↓
我が家も検討中ですが、
価格と積載問題でちょっと難しいかな…。
でも、焚火の臭いを軽減できるのは感動ものでした。
臭いが気になる方は是非検討してみてください。
水
もし、万が一火が燃え移ってしまった場合に備えて水は用意しておきましょう。
バケツやジャグに水を満杯にいれておくと安心です。
最後に
焚火で暖をとりながら、
のんびりコーヒーを飲むのは最高の癒しです!
火事や火傷には気を付けて、ぜひ焚火にチャレンジしてください。
焚火の楽しさを体験すると、キャンプがより一層充実していきます。
以上 最後までお付き合いありがとうございました。